こんにちは、薊野西町のトリアス鍼灸接骨院の渡邊です
よく「心身ともに健康で」といいますが、
「心(精神面)」と、「身(肉体)」は
表裏一体の関係にあります
強い精神的ストレスが長期間かかると、
肉体にもさまざまな変調をきたします
腰痛もそのひとつです
構造的原因(骨格のバランスの乱れ)で
腰痛が起こると、脳は痛みを抑制する
脳内物質「ドーパミン」を大量に分泌し、
痛みを軽減させるという機能があります
このメカニズムを「ドーパミンシステム」といいます
強いストレスを受け続けていると、
脳内物質分泌のバランスが崩れ
ドーパミンの分泌量が減り、
痛みを抑えきれなくなります。
さらにその痛みがストレスとなり、
ドーパミンの分泌が増々減少し、
さらに痛みが増強するという悪循環に陥ります
「ストレスの少ない場合」
腰痛発症⇒痛み⇒ドーパミン分泌増加⇒痛み軽減
「ストレスの強い場合」
腰痛発症⇒痛み⇒ストレス⇒ドーパミン分泌減少⇒痛み増強
海外の統計では椎間板ヘルニアの患者の痛みの
原因が心因性によるものが2/3にのぼるというものもあります
もちろん腰痛の直接原因である構造的原因を除去することが
最優先ではありますが、ドーパミンの分泌量が少ないと
痛みを感じる度合いが強いままなので、
なかなか悪循環から抜け出せません
ストレスを軽減させることで
この悪循環の流れを断ち切ることができます
ストレスを軽減するにはいろいろな方法があります
腹式呼吸をして自律神経のバランスを整える
日光浴
軽い運動・ストレッチ・ヨガ
映画鑑賞・好きな音楽を聴く
きれいな花・美しい景色を見る
アロマを焚く
マッサージをうける
お風呂にゆっくり入る
瞑想
などたくさんありますが、
大切なのは、自分に合った方法ですること
「楽しい」「嬉しい」「気持ちいい」
など自分がリラックスできることを
選んで、ストレスを軽減していきましょう
また、ドーパミンの原料となるのはタンパク質なので、
豚肉、牛肉、大豆
などを適量摂取することも大事です
日頃からストレスをため込まないことが肝要です