こんにちは。
トリアス鍼灸接骨院
トリアスプラス 代表の西野です。

今日は、多くの女性が経験する「更年期障害」
についてです。
ご自宅でもできるお灸によるセルフケアの方法を
お話ししたいと思います。

実は、私自身も今ちょうど更年期の時期を
迎えています。

日々、体や心の変化を感じながら、
同じように悩む方の気持ちが少しずつ
わかるようになってきました。

だからこそ無理をせず、
やさしく整えていく大切さを、
今あらためて実感しています。

更年期とは

女性の体は40代半ば頃から、
少しずつ変化を迎えます。

閉経をはさんでおよそ45〜55歳頃の10年間を
「更年期」といい、この時期には
女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少します。

ホルモンバランスの変化によって、
心や体にさまざまな不調が
あらわれることがあります。

更年期によくある症状

  • 顔のほてり(ホットフラッシュ)
  • のぼせ、発汗
  • 肩こり、頭痛、めまい
  • 不眠、動悸、息切れ
  • イライラや気分の落ち込みなど

症状の出方や強さには個人差がありますが、
「年齢のせい」と我慢せず、
早めに整えていくことが大切です。

お灸で整えるセルフケア

お灸には、体を内側から温め、血流をよくして
自律神経やホルモンバランスを整える作用があります。

冷えや肩こり、眠りの浅さなど、
更年期に起こりやすい不調にとても向いています。

おすすめのツボ

  • 三陰交(さんいんこう)
    :足の内くるぶしの上、指3本分
    → ホルモンバランスを整える代表的なツボ
  • 関元(かんげん)
    :おへそから指3本分下
    → 冷え・疲れやすさ・気力の低下に
  • 太衝(たいしょう)
    :足の親指と人差し指の間のくぼみ
    → イライラやストレスケアに
  • 百会(ひゃくえ)
    :頭のてっぺん
    → 自律神経のバランスを整え、リラックス効果

週に数回、気持ちよい温かさを感じる程度で
続けてみてください。

 

最後に

更年期は「終わりの時期」ではなく、
新しい自分に生まれ変わる準備期間でもあります。

お灸や鍼、生活の工夫で、
心も体もやさしく整えていきましょう。

もし気になる不調が続く場合は、
お気軽にご相談ください。