こんにちは!

薊野西町のトリアス鍼灸接骨院の渡邊です。

 

糖化(肌の老化)について

老化を早める「酸化」とは、

活性酸素が増えることにより身体が「サビ」ていく

状態をいいますが、

女性にはもっと気になる

「糖化」

について述べてみましょう。

 

「糖化」とは

タンパク質や脂肪が余分な「糖」と

くっつくことをいいます。

シミ、シワ、肌のたるみやくすみは

「糖化」の現れです。

「酸化」が「サビ」の状態なら

「糖化」は「焦げ」の状態といえます。

 

例えると・・・

ホットケーキは、卵、牛乳、小麦粉に

砂糖を加えて焼くもので、

表面が茶褐色(きつね色)になります。

タンパク質と糖による

「メイラード反応」といわれるもので、

この状態が肌で起こっていると想像すれば

イメージ出来るかと思います。

 

砂糖入りのお菓子、ジュース、パンなどの

炭水化物をたくさん摂る人は、

余分な糖を増やす傾向にあるので要注意です!

 

炭水化物は「糖」と「食物繊維」から成っており、

生きて行くためのエネルギー源なのですが、

摂り過ぎると細胞を構成している

タンパク質や脂肪と「糖」がくっつき

「糖化」を助長することとなります。

 

では、肌の老化(糖化)を

防ぐにはどうすればよいのか?

 

単純に考えると炭水化物を減らせばよいのですが、

エネルギー源を全く摂らないわけにはいかないので、

食事の摂り方を工夫します。

糖化を最も起こしやすいのは

血糖値の急上昇する時です。

なので血糖値を急上昇させないもの

(野菜やきのこ類等)から食べ始め、

それからタンパク質(肉、魚)、

最後に炭水化物(白米)という

「ベジファースト」の食べ順にします。

(食事の摂り方については「ダイエット②」

 を参照してみてください)

ダイエットについて②

 

補足ですが、

甘いものを摂り過ぎると当然

「糖尿病」のリスクも高まりますが、

身体のだるさ(倦怠感)骨粗しょう症

原因にもなります。

 

糖質(砂糖)を消化するには、

ビタミンB群とカルシウムを必要とするため、

過剰に糖を摂り過ぎると

ビタミンB群やカルシウム不足となります。

炭水化物や脂質からエネルギーを生成する

(TCAサイクルまたはクエンサン回路)際には

ビタミンB群が必須なので、

これが足りないとエネルギー不足となり

倦怠感を感じるようになります。

また低体温や便秘、

免疫力低下の原因にもなりますし、

脳神経のエネルギー不足から

うつ病を発症することもあります。

 

もう一つ糖の消化にはカルシウムも必要なので、

これも不足すると骨粗しょう症を招くことになります。

 

これからの季節は肌荒れも気になりますが、

倦怠感も起こしやすいので

「食」を見直してみてはいかがでしょうか。

 

当院では顔のシワやたるみの改善として

美容鍼も行っていますのでお悩みの方は

是非一度施術を受けてみてください!