こんにちは😀

高知市薊野西町にあるトリアス鍼灸接骨院の長山です。

 

今回は私の前回の続きで、

2つ目の「血」をテーマに取り上げました❗

 

東洋医学では、気・血・水が単独に働くのではなく、

それぞれの要素が互いに影響し合って、

正常に作用していると考えています。

 

血は気に栄養をのせることで全身を巡り、

手足の隅々まで栄養を与えます。

 

また血は全身に栄養を運ぶため、

血が不足して「血虚」になると、

肌つやや顔色が悪くなったり、めまい、

筋肉の痙攣、月経不順などが生じたりします。

目や爪に影響が出やすく、

目のかすみなども見られます。

また、血が順調に流れなくなることを

「瘀血」といいます。

「瘀血」が生じると顔色がどす黒くなり、

月経痛や刺すような痛みが同じ場所に生じたりします。

 

『血の不調と養生』

血の不調で、体内の栄養状態が悪くなり、

手足の先が冷えたりします。

また精神的にも不安定になりがちです。

「血虚」と「瘀血」の養生についてまとめました。

 

《血虚》

血が不足している状態。

栄養不足や多量の出血などが原因。

血は肝と関係が深く、目や爪に影響が出やすい。

 

 ●食養生●

 貧血症状がある場合は、不足する血を補うこと。

 黒と赤色の食材やカシューナッツ、

 ほうれん草などは血を増やす働きがあります。

 (黒色→黒ゴマ、プルーン 赤色→人参、レバー など)

 

 ●生活養生●

 夜更かしを避け、十分な休息、睡眠をとります。

 血を貯蔵する肝、血を作る胃腸を補い、

 カラダが血液を作り出せる状態に戻しましょう。

 過度なダイエットにも要注意。

 

《瘀血》

血が順調に流れず、身体の一部で停滞している状態を

瘀血といいます。

顔色の悪さや冷えなどが生じます。

 ●食養生●

 血行を良くする食材がオススメ。

 漢方薬にも配合されている紅花(サフラン)が効果的。

 (紅花入りのお茶、ニラ、ブルーベリー、納豆、お酢、玉ねぎ など)

 

 ●生活養生●

 入浴や足の屈伸運動などで全身に

 血が行き渡るようにしましょう。

 普段からこまめに身体を動かし、

 エレベーターではなく階段を利用する。

 一駅分歩くなどでも十分な運動になります。

 

今回の「血」については以上になります。

皆さん、お元気に過ごされますよう願っています🍀

次の私のブログは、

3つ目の「水」について取り上げていきます❗

 
では、またお会いしましょう👋