こんにちは!薊野西町のトリアス鍼灸接骨院の渡邊です

 

今回は食事(五大栄養素)についてです

 

「バランスの良い食事」とよく言われますが、
それは五大栄養素をバランス良く摂るということです

 

五大栄養素とは 

炭水化物、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンです

 

炭水化物と脂質主にエネルギー源

タンパク質体の材料

ミネラルとビタミンは主に体の機能調整をします

 

炭水化物

糖質食物繊維に分けられ、

糖質の摂りすぎは血糖値上昇に影響しますが、

食物繊維は血糖値には影響しません

 

糖質

糖が1つの単糖類

糖が2つ繋がった二糖類

糖がたくさん繋がった多糖類に分類され、

単糖類と二糖類を合わせて糖類といいます

 

多糖類は消化に時間がかかり

血糖値はゆっくり上昇しますが、

糖類は急激に血糖値が上がるので

摂りすぎに注意しなければなりません

 

例えば甘い飲料水やお菓子(単糖類)、

砂糖や牛乳(二糖類)などです

多糖類は主食となるお米、パン(小麦粉)です

 

脂質

中性脂肪など「単純脂質

リン脂質など「複合脂質

コレステロールなど「誘導脂質」に分類されます

 

脂質の主成分でエネルギーになるのは中性脂肪で、

糖質やタンパク質の2倍のエネルギーを作り出します

脂質はエネルギー源の他、

ホルモンや細胞膜の材料となり、

皮下脂肪として臓器の保護や寒冷から体を守る働きもあります

 

脂質摂取量が不足するとエネルギー不足となり、

疲れやすくなり抵抗力が弱くなったりします

余った脂質は中性脂肪として体に蓄えられるので、

摂り過ぎは肥満を招くため要注意です

 

タンパク質

多くのアミノ酸が結合してできています

人体の60%は水分ですが、

15~20%はタンパク質でできています

筋肉、内臓、髪、爪、ホルモン、免疫物質など

様々なものの材料となります

多くのアミノ酸のうち9種類は必須アミノ酸といい、

体内で合成できなので

食事から摂取する必要があります

 

体のタンパク質は髪や爪でわかると思いますが、

日々作り替えられていて

例えば1日150gの筋肉組織が合成されれば、

同量の150gが分解されるそうです

健康な状態ではこの合成と分解の量がつり合っていますが、

病気やケガで体のタンパク質が低下している時は、

タンパク質合成を増やす必要があります

 

高齢者は食事量が減ることでタンパク質不足になり、

また、無理なダイエットでもタンパク質不足になることあるので、要注意です

 

筋肉トレーニング後や食欲が落ちている時などは、

プロテインでタンパク質を

補給することもおすすめです

 

ミネラル

体の構成元素の酸素・炭素・水素・窒素以外の総称で、

無機質ともいいます

ミネラルは体の材料(骨や歯など)になりますが、

ビタミンと同じく人体機能を調節する役割をします

ミネラルは体内では作れない栄養素なので、

飲食により取り込む必要があります

ミネラルは100種類ほどあり、

そのなかで人体に必要なものは16種類で

必須ミネラルといいます

骨や歯の材料となるカルシウム

細胞内液の浸透圧や塩分を調節するカリウム

細胞外液の浸透圧を調節するナトリウム

骨や歯の材料になるとともに

神経興奮の抑制や血圧維持働きをするマグネシウム

血液の赤血球の元となる等々

微量ではあるが生体維持には欠かせない栄養素です

 

ビタミン

人体機能を正常に保つ役割を担い、

体内ではほとんど合成できないので、

食物から摂取しなければなりません

ビタミンは炭水化物や脂質から

エネルギーを作り出す際にサポートする役割をします

 

車のエンジンに例えると、

ガソリンに当たるのが炭水化物や脂質で、

オイル(潤滑油)当たるのがビタミンです

つまり、ビタミンが足りないとエネルギー不足となり、疲れやすくなります

ビタミンはその性質により、

水溶性脂溶性に分類されます

 

次回は食事内容について、具体的に書いていきます