こんにちは!薊野西町にあるトリアス鍼灸接骨院の渡邊です。
今回は、「日々の座り方が体にどんな影響を及ぼすのか」についてです。
腰痛、肩こりなどの原因の多くは
日々の姿勢、特に座り方が影響しています。
座り方には、
イスの場合と床の場合がありますが、
それぞれ悪い座り方、良い座り方の
例を挙げてみます。
まず、イスの場合の悪い例は足を組む座り方です。
これは骨盤が傾き股関節も捻じれるので腰に負担がかかります。
腰、背中が丸まり猫背になるので、
肩やくび、背中の筋肉が張ってきます。
他にも、お尻をイスの前端にずらして、
背もたれに、もたれかかった座り方や
机に頬杖をついて前かがみになるのも、
腹筋や背筋を弱くするので良くない
座り方です。
良い例は、イスに深く座り背もたれに腰部をつける座り方です。
イスのサイズや形によっては、
イスと腰、背中の間にクッションなどを
挟んで背中が伸びやすいようにします。
イメージとしては、
腰の骨を前方に突き出すような感じにするといいです。
足裏を床につけ、膝関節を90°くらいに曲げます。
足は腰幅くらい開き、
左右の足の位置が前後で段ちにならないようにします。
あごを引いて、くびの真上に頭が来るようにします。
床の場合の悪い例は、
女性なら横座り、男性ならあぐら座りです。
横座りは足組みと同様に、骨盤が傾き股関節が捻じれます。
あぐら座りは、骨盤が開いて腰と背中が丸まってしまいます。
良い例は正座です。
「足を投げ出して座る」のは、
左右対称という意味では
悪くないですが、
仙骨を長時間圧迫すると骨盤が捻じれて来るため
長い時間連続ではしない方が良いです。
床にじかに座るのではなく、
座布団などを敷き、壁やソファーなどに
背中をあて、背すじを伸ばします。
体育座りは同じく仙骨を圧迫するほか、
背中も丸まるため
良くない座り方です。
良い座り方をしていても、
長時間になるとどうしても姿勢は
くずれて来るので、
適度に体勢を変えることが大事です。
悪い座り方も短時間では、害はありませんが
毎日習慣的にすると、徐々に体の歪みが大きくなり
腰痛や肩こりなどの原因になっていきます。
床よりはイスに座る方が体への負担が少ないので、
おすすめです!