こんにちは☺

高知市薊野西町にあるトリアス鍼灸接骨院の長山です。

 

「気・血・水」を

それぞれ3回に分けて取り上げていきたいと思います‼

今回のテーマは「気」

 

東洋医学に携わっていない人だと

耳にしたことはあっても気血水」って何だろう❓

と思ってる方も少なくないのではと思います。

今回のブログで少しでも「なるほど……うんうん💡」

と思ってもらえたら光栄です!

 

東洋医学は気・血・水という概念で心身の状態をとらえます。

なかでも「東洋医学は気の医学」と言われるほど、「気」は大事な概念です。

「気」は形がなく、元気、気合い、根気といった言葉に使われているように

生命の源であり、気持ち、気分という言葉から

イメージされるように心の状態も含んでいます

また「気」には、親から受け継いだエネルギーである先天の気と、

食事などによって生み出される後天の気があります。

 

「気」の働き

主に

①血や水の流れを推進させる

②病気の原因となる外邪の侵入を防ぐ

③臓器を定位置に保持する

④体温の維持や調節を行う

といった作用を挙げることができます。

その他にも

・生命活動を営むエネルギー

・西洋医学の自律神経の働きに関与

・血や水を巡らせる原動力

といった作用もあります。

 

気の重要性

気・血・水と並列に語られることが多いですが、

その重要度は必ずしも同じではありません。

血と水もカラダを動かすためには必要不可欠の要素ですが、

それらを体内で推動させるのは気のパワー。

すなわち、エネルギーがなければ、物質も運ばれません。

このため東洋医学では気の働きを整えることが重要視されます。

 

気の不調には気虚気滞気逆の三種類があります。

「病は気から」というように、

気の不調は血や水、五臓の変調も引き起こします。

 

気の不調と養生

気の不調により、血と水の働きも低下します。

また精神面や免疫機能など多様な不調が見られます。

《気虚》

気が不足している状態。

胃腸の働きの低下や栄養不足、

過労や加齢による気の消耗などが原因。

症状)汗っかき、全身の倦怠感、食欲不振

 

○食養生

胃腸の不調から気が不足しています。

カラダを温め、気を補う、消化のよい食事が基本です。

(エビ、牛肉、鶏肉、もち米、イモ類、豆類)

 

○生活養生

不足している気を補うのは、食事です。

睡眠も気を増やす働きをします。過労や激しい運動はNGです。

 

 

《気滞》

気の量は十分あるものの、気の動きが悪く、

停滞している状態。過度なストレスなどが原因。

症状)頭重感、胸の張り、お腹の張り

 

○食養生

気の流れをよくするのは香りの高い野菜や柑橘類。

酸味のある食べ物は肝の機能を高め、気の巡りを促します。

(香味野菜、柑橘類、ミントティー)

 

○生活養生

日常生活の中で、意識的にONとOFFを切り替えることが必要。

1日に5分でも自分の好きなことに没頭できる時間を作ると良いでしょう。

 

 

《気逆》

気が下から上に逆流する状態。

発作的な頭痛や胸痛などさまざまな症状が生じる。

症状)イライラ、怒りっぽい、のぼせ、

   発作性の咳、吐き気、げっぷ

 

○食養生

上がった気を下に降下させ、正しく巡らせるには、

漢方薬にも入っているシナモンがおすすめ

(シナモンティー、シナモントースト)

 

○生活養生

感情の起伏が激しいタイプの人が多いので、

普段から穏やかな生活を送るように意識して、

イライラしていると感じたら深呼吸してみましょう。

 

 

鍼灸は気の流れを良くする施術のひとつとされています。

当院も鍼灸施術を行っていますので、

上記のような症状や腰痛、肩こり、膝痛などの症状で

お困りの方にお勧めです🌟

 

では、また次の私のブログの時に、

気・血・水の「血」について書きます!

皆さま、元気に過ごされますよう願っています🍀