こんにちは!薊野西町にあるトリアス鍼灸接骨院の渡邊です。

今回は膝関節の痛みの原因とその予防、解決法について述べたいと思います。

 

膝関節の骨の表面は弾力のある軟骨で覆われてあて、関節をキズつけずに動くのを助けています。

 

加齢による軟骨の減少に加え、体重の増加、筋力の低下などの悪条件が重なると、

関節は不安定となり、痛みがでてくるのです。典型的な例がO脚のような脚が「く」の字に曲がった状態です。

のような関節の軸の乱れは関節に偏った負荷がかかり、慢性的に痛みを出します。

 

では、この関節の軸の乱れを予防し、解決するにはどうするか。

 

まず、脚が「く」の字になるということは、膝が真っ直ぐ伸びてないということです。

要は膝を伸ばす筋肉が弱っているわけです。

 

この筋肉は大腿四頭筋という太ももの前面の筋肉で、これを強めれば膝は伸びやすくなります。

強める方法は椅子に座り、片方の膝を伸ばし足を水平くらいまで挙げます。
挙げたまま、3秒から5秒静止します。この時、足首も体の方へぐーっと反らします。
自分の手のひらを太ももの前にあてると筋肉に力が入るのがわかります。
 

この動作を左右交互に1セット、10回やります。

一日に何セットかやれば尚、筋力増強になります。

 

もうひとつ、膝が伸びない理由としては、膝の裏の筋肉の伸びが悪いということです。

 

この膝の裏の筋肉を伸ばす方法として、一般的にはアキレス腱伸ばしとして知られていますが、
両手を壁や固定できているテーブルにつき、片脚を前に、
もう片方の脚を後ろにして、後ろ脚のかかとが床から浮かないギリギリまで、前脚の膝を曲げて10秒以上静止します
これによりアキレス腱の延長のふくらはぎから膝裏の筋肉が伸ばされます。

 

このストレッチを1セット、片脚5回づつします。

これも一日何セットか出来ればベストです。

 

関節軟骨の状態は変わらなくても、膝を伸ばす筋肉を強め、
膝の伸びを制限している膝裏の筋肉をストレッチすることにより膝関節の軸の乱れは改善されるので
異常な負荷が軽減され痛みは減少します。

 

若い時からこの運動を習慣づけてやれば、膝痛になるリスクは減らせるでしょう。