こんにちは!

高知市薊野にあるトリアス鍼灸接骨院の五藤です。

 

今日は三大栄養素の一つ、脂質についてです。

 

脂質は三大栄養素の炭水化物、タンパク質と比べて1gあたりのエネルギー量が倍以上あります。

そのため、体に蓄えられやすく、さらに消費するために、エネルギーを使わなければなりません。(体をより動かさないといけない。)

脂質は体の中に入ると脂肪酸となり、グリセロールという物質と合体して「中性脂肪」となり、体内に蓄えられます。

中性脂肪は、主にエネルギー不足になると、また脂肪酸に分解され、脂肪酸がエネルギーとして使われます。

 

身体の主なエネルギー源は糖質です。

そのため、糖質か不足してくると、脂肪酸がエネルギーとして使われやすくなります。

しかし、糖質がエネルギーとして使われると同時に、多少なりとも脂肪酸も消費されます。

ウォーキング等の有酸素運動は20分以上しないと効果がないと言われていましたが、運動開始直後から脂肪酸は消費されるので、20分以下でも効果はあります。

ただ、糖質と脂肪酸のエネルギー利用比率が20分から30分くらいで逆転して、長くなるほど脂肪酸が多く消費されるため、ダイエットにとっては効率的です。

 

脂質の中には、コレステロールもあります。

皆さん一度は聞いたことがあると思いますが、悪いものというイメージはないでしょうか?

コレステロールはビタミン、ホルモンの生成に必要な脂質になるので、不足すると身体に様々な症状が現れます。

逆にコレステロール値、特に悪玉コレステロールが多すぎても、動脈硬化などの症状が出てしまうので、脂質の過剰摂取も気をつけてないといけません。

コレステロールは、体内で生成量を調節できるため、不足していると、生成量を身体が自動的に増やして、多く摂取していると、生成量を抑えて量を一定に保つようにします。

そのため、過剰でなければ摂取量は多くても少なくても大丈夫です。
ほとんどの場合、摂取しすぎのことがほとんどなので、過剰摂取かどうか気をつけていれば大丈夫だと思います。

 

最後に脂質には、身体の中で生成できる脂肪酸と、食べ物から摂取しないといけない必須脂肪酸があります。

 

必須脂肪酸には、リノール酸、アラキドン酸、αリノレン酸があります。

リノール酸、アラキドン酸はどちらか摂取すれば補うことができるのですが、αリノレン酸は代用が効きません。

またαリノレン酸は代謝されると、皆さんも聞いたことがある、EPA、DHAというものになります。

ご存知のように、魚介類などに多く含まれるので、鯖など意識して摂取するようにしましょう。

その際、サラダ油よりオリールオイルを用いると、より必須脂肪酸を摂取できるのでオススメです!