高知市薊野にあるトリアスプラスの戸田です。

 
だんだんと暖かくなり、花粉症に悩まされる季節になってきましたね、、、。
 
 

今日は患者さんから相談の多い便秘について話していきたいと思います。

 
便秘には機能性便秘、器質的便秘があります。
 
器質的便秘とは大腸がんやポリープなどが原因で通りが悪くなるもの。
 
機能性便秘とは、
ストレスなどが原因のうさぎのふんのようなコロコロした便のタイプの痙攣性便秘、
運動不足や食物繊維を取らないなど、生活習慣が関わって大腸の働きが悪くなるタイプの弛緩性便秘、
頻繁にトイレを我慢し、排便の習慣の乱れで起こる直腸型便秘にわかれます。
 
鍼灸治療が適応になるのは機能性便秘です。
 
 
東洋医学からみた原因は、
 
胃腸に熱がこもってる
胃腸が冷えている
腸が送り出す力の低下
血や津液(水分など)の潤いが足りてない
ストレスや緊張により腸の運動がスムーズにいかない
お血(血行が悪)によるもの
腸内環境の悪化
 
が主です。
 
便秘を直すには生活習慣の改善が一番大事ですが、東洋医学では下剤で便をだすのではなく、
体質改善、胃腸機能を高める、便秘の原因の排除などから治療していきます。
 

また便秘は妊活にも響きます。

 
排便とは体内の余分なものを捨て、栄養を取り入れる、デトックス行為です。
腸内で悪玉菌が増殖すると食べ物の消化吸収を妨げ、宿便として溜め込んでしまいます。
さらに悪玉菌は腸内に溜め込んだ食べ物を腐敗させ、毒素を作りだし、腸の壁から吸収され、血管を通って体内に運ばれていきます。
 
有害物質を含んだ血液は全身の細胞に行き渡るので、
もちろん卵巣や精巣にも行き渡り、卵子や精子の質も悪くなります。
卵を育てるために、栄養面を考えた食事やサプリをのんでいても卵子や精子に届いていない可能性が、、、
 
便秘がいつもある人は肌荒れ、免疫力の低下などの様々な原因に
繋がるだけではなく、精子や卵子の質にも大きく影響するわけです。
 
妊活中のかたはもちろん、
肌荒れなどでお悩みの方もたかだか便秘と思わずに、
まずご自身の腸の状態と向き合ってみませんか?